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Ruby On Rails というエクスペリエンス

日本に帰ってきている。で、昨晩、ものすごい雨の中、昔一緒に働いたある友人と2年ぶりに会い吉祥寺の伊勢屋で焼き鳥を食べた。エンジニアでもあり、起業家でもあり、同学年の子供の父でもある彼とはなかなか楽しい時間をすごせた。彼とは、話していると新しい気づきや、アイディアの前進といったプラスの影響がたくさんあってとても充実だ。
いろいろ話した中で、一番ここに書き残そうと思ったのは、エントリのタイトルにもなっている大きな気づきについてだ。とりあえず、チョンの間、これを見てほしい。

プログラマー関係以外の方にはどこがサクサクなのかさっぱりかもしれないが、Ruby On Railsではこのようにして、WEBアプリが感動的なほどサクサクサクと作れてしまう。さらに実用的な周辺機能、開発環境、テストなどがフルスタックで用意されており、Railsが想定する開発のプロセスに乗れば、Rubyという言語の柔軟性・直観性とあいまって、それこそ「レールの上」を運ばれるようにあれよあれよという間に開発が進んでいく。(こちらも参照

確か2005年の9月ごろだったか。Railsを初めて触ったとき僕は「ああ、世界が変わる」と直観して感動した。簡単な問題は簡単に解き、複雑な問題に集中できるようになる。複雑なだけで価値のあまりないものに金が集まる時代が終わる。JAVAはCOBOL化する。ソフトウェア開発そのものが徹底的にコモデティ化し供給者支配が終わる。。。。とそう思ったのだ。

じゃあ、Ruby On Railsの何がそこまで世界を変えるのだろうか。Ruby On Railsは、「簡単なことを簡単に行う」フレームワークで、たとえばJ2EEなどと比べて機能はまったく足りず(必要ないからなのだが)、J2EEを置き換えるということはたぶんない。また、世の中のソフトウェアが全部Rubyになるわけでもない。単に開発が速い環境というだけであれば、たとえば「RADツール」なんて呼び名で90年代、下手をすると80年代にもそういったものはある。Ruby On Railsが世界を変えるという直観はあっても、何がそう思わせるのか、そこはこの1年間僕の中ではっきりしなかった。

で、昨日彼と話していて気づいたのが「Ruby On Railsが変えるのはエクスペリエンスなんだ」ということだった。Ruby On Railsが示した開発の仕方のありようというものは、1年や2年で終わるものではない大きな射程の変化を必ず引き起こす。そしてそれを引き起こすのは、Ruby On Railsそのものというより、Ruby On Railsが人にもたらすエクスペリエンスの方であるということだ。

Ruby On Railsで、アプリケーションやサービスがレールの上をつっぱしるようにして完成していく「ゴールドなエクスペリエンス」を一度味わった開発者やユーザー、サービスのスポンサーは、似た条件の下ではもう二度と過去のエクスペリエンスを味わいたくなくなる。そしてその「エクスペリエンス」をもった人々が増えていけば、それを提供できない技術基盤は淘汰か、変化かを迫られる。そして、ほかの言語、ほかの領域でも単なるRailsクローンではない「エクスペリエンスのクローン」が生まれてくるはずだ。Railsを初めて使い、そしてここ数ヶ月使い続け、またMeetupイベントなどでシリコンバレーでRubyで働く多くの人と出会って、感じていた深いレベルでの手応えはこれか、と思い至ったわけだ。
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