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集合知を引き出すインターフェースとは

現在行っているプロジェクトで調査した中から、ユーザーから「知」を引きだすためのインターフェースが非常に印象的だったものを紹介する。

・Peekaboom http://www.peekaboom.org/
Peekaboomは、ネットワーク上で画像の名前を当てあうゲームだ。ランダムな相手と制限時間内に画像の名前を当てる。問題側には画像は全部見えており、回答側には一部しか見えない。回答側が「これ」と思う単語を入力すると、問題側は「近い(hot)」「いや遠い(cold)」とだけ返事を返せる。プレイヤーは問題/回答を交互に繰り返し、当てれば両方に点数が入るので、協力し合ってできるだけ高得点を狙う。
peeekaboom

このゲーム、暇なとき限定だが、やってみると意外な中毒性がある。運と思考と協力のバランスがいい。ちょっとお勧めだ。ただ、このゲームの目的は、このゲームでプレイヤー同士が入力しあった単語が、その画像を検索するためのキーワードになる、というものだ。「人力RIYA」とでも言おうか。ちょっとしたゲームを楽しむというユーザーの余暇時間を利用しつつ、ひとりひとりがちゃんとその画像を表現する言葉を一生懸命考える。その結果を集約し、検索という本来の目的のために利用する。最高にスマートな「集合知」の集め方だ

・Stumbleupon http://www.tailrank.com/
Stumbleuponは、ブラウザのプラグインを使い、ほかのユーザーが「面白い!」と言っているサイト(面白い画像とか)をランダムに巡回(Stumble)できる。提供されている機能は、「次へ行く」「面白い」「つまらない」と、ほぼこれだけだといってよい。気に入らなかったら次に行けばよいし、特に気に入ればやはり自分でもその場で簡単に投票できる。どこでもいつでも、好きなときにちょっとだけ楽しんで、たまに投票で自分の感想も反映させることができる。その行動が集まって、巡回時に新しいサイトが見つかる。
stumbleupon
Stumbleuponは、ブックマーク共有と投票という非常にスタンダードなサービスだが、「集合知」の集約を、ランダムな楽しさと、非常にシンプルなインターフェースで成功させている。「知」というと仰々しいが、これくらいの気安さ、簡単さ、自然さが、入力サイドには必要だ。

・Tailrank http://www.tailrank.com/
Tailrankは、5万ほどの人気のあるブログを自動巡回し、そこで話題になっているニュース(リンク)をピックアップし、それらのニュースのブログでの言及ランキングを表示するサイトだ。最近、紹介記事が出ていた。
tailrank
Tailrankは、WEB上で完全に分散した個人が各人それぞれの目的や興味のためにブログを書き、ニュースに言及している、ということを利用している。「何が注目されているニュースか?」という「知」はネット上で勝手に生産されているから、それを巡回して集約すればいいという考え方で、サービス自体では入力のインターフェースを提供しない。これは非常に本質的なやり方だと思う。Googleがページランクでスパムなサイトを検索から追放したのも同じ類の考え方だ。。

以上で僕の印象に残った3つのサイトを紹介した。「集合知」を利用するサービスを作る場合、入り口となる集約のインターフェースは、集めたい「知」をユーザーが発揮してくれるためによく考え抜かれたもので無ければいけない。「見えざる手」が働くには、各ユーザーがちゃんと独立し、エゴにしたがっている必要があるからだ。ただ、エゴといっても別に「利己的」であるばかりではない。「感謝」「協力」「提供」といった、社会的な行動はユーザーがその気になれば自然に行う行為だし、うまく集めることができれば「集合知」、ひいてはSocial Controlを利用したサービスでは、きわめて重要な「知」として利用できる。

だから、古くからのリアルコムのソフトウェアやサービスで利用されている、感謝を貨幣や時間ではかり、提供者に「支払う」というアイディアは、上記のサイトを中心に最新の動向の中でとらえなおしても、十分面白いし、まだまだユニークといえる。

最後が手前味噌になってもうしわけなかったが、このあたりから、僕らならではの「2.0」が生まれないかと思っているところだ。
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