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分散するエゴから「集合知」を引きだす

すこし前のエントリーで、僕が所属するリアルコムが、実は「集合知」「ユーザー生成型」のサービスを企業内で展開しているのだと述べた。今、僕はまさにシリコンバレーで、リアルコムが現在企業内で行っているこの「集合知」を利用したソフトウェアを、「WEB2.0」的な世界で勝負できる「日本発」のサービスとして実現しようとしているところだ。

「集合知」といえば、みんなの意見は案外正しいという本がある。この題名どおり、多くの人が考えて出した結論は、もしくはそれを集約したものは、個別には突出して、良い結論、非常に劣った結論があったとしても、総体としては良いものになる、もしくはなっていくというのが、「集合知」の考え方だ。

そういったものを扱うサービスを作るにあたって、いろいろと頭を悩ませているわけだが、僕が今実際に直面している、非常に重要なポイントがいくつかある。今回はそれを話題にしたい。
まず、すべてに先立って重要なのは、どんな「知」を集めてどういう価値を出すか、誰の、何の役に立てるかだ。これは、当たり前といえば当たり前だ。次に、広さ・深さともに非常に大きなデータを集めなければ意味がないので、水平拡張可能なアーキテクチャーをどう作るか
そして、「集合知」を利用したシステム、サービスを考える上で最も悩むのは、(広義の)ユーザーインターフェースだ。ユーザー経験と言い換えても良い。つまり、「集合知」につながるひとつひとつの「知」を、個々人のレベルでどのように発揮してもらうのか。人々に、どんな「知」を、いつ、どうやって、どれくらい、どのように考えて、どういう気持ちで、ソフトウェアに入力してもらうか、だ。

インターネットやコンピューターを介しない「集合知」の元祖から知恵を借りるため、The Wealth Of Nationsから引用してみる。

he intends only his own security; and by directing that industry in such a manner as its produce may be of the greatest value, he intends only his own gain, and he is in this, as in many other cases, led by an invisible hand to promote an end which was no part of his intention. Nor is it always the worse for society that it was no part of his intention.

ちょっと難しいが・・・利己的な個人が自分の利益だけを最大化するよう行動すれば、an invisible handによって、全体として社会が最適化されると言っている。「利己的」というと聞こえが悪いが、集合知の主体となる個々人は、独立した欲求や思考に基づいて行動する、エゴをもった人間だということがポイントだ。ネット上のユーザーは、こうしろ、ああしろという指図では「知」なんか入力してくれないし、よしんば入力してくれたとしても、それが集約する価値がある「知」であるはずがない。

とにかく、個々人が、自分の欲求や利益に即して、考えた結果をちゃんと入力してもらい、それをシステムで集約する。そうやってこそ「集合知」を扱うシステムは初めて成功する。どうしたら、人々は、そのように行動してくれるのか?

実際に手を動かして、システムを作っていると、成功失敗の鍵を握るこの部分が本当に本当に難しい。難しい、難しいとばかり言うのが久々のエントリーのオチというのもなんなので、僕自身が自分のプロジェクトを考える上で、一番考えさせられたサイトを次の、集合知を引き出すインターフェースとはで、紹介しようと思う。
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- | - | 2007/01/03 1:39 AM
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