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Aptana Cloud が実感させること

普段のRubyでのコーディングに、EclipseベースのAptanaを使って久しい。Textmateの軽量&高機能も捨てがたいのだが、Aptanaを使うためにmacbookを買い替えたら、思いのほか快適で、Aptanaに常駐している。
Aptanaの利点のひとつに、ローカルでの開発環境が、彼らが提供するクラウド環境に直結している点がある。添付の動画は、PHPだが、ローカルで開発しているアプリケーションが、データベースごと、まるでリポジトリにコミットするような感覚でクラウド上にのり、スケーラブルにサービスを提供できるのが見て取れると思う



すさまじい簡単さだ。アップ後、AptanaのIDE環境の中にガジェットがあり、CPUやメモリの状況を簡単に確認できる。データベース管理も、バックアップと簡単な監視程度なら可能だ。システムやデータベースなどのチューニングの自由度には、本来ならば不満があるところだが、コスト、手軽さを比較すれば大きな不満はない。
依然、「親にも説明できるSocialmedia」なんてエントリーを書いたが、下手をすると、「うちの親にも公開できるwebサービス」とも言えないこともない。
僕は、、クラウドによって、、ついに、本当の意味でITがコモデティ化するというか、電気、ガス、水道、電車、自動車に近づくのだということを実感している。

すこし前のエントリーで「クラウドって誰が使うんだ?」と、若干的外れなことを書いてしまった。異なるレイヤーの話をひとつところでしていたのがまずかったのだが、クラウドコンピューティングは、サーバーサイドのコンピュータを徹底的にコモディティ化する流れ、という理解がただしそうだ。

さて、自分で触ってみると実感できるが、これって、「何を作るか」から、「どう作るか」「どう金をとるか」までできる「エンジニア」あるいはそういう少人数チームには、非常にすばらしい世界だが、そうでない人たちや図体の大きすぎる集団にとっては、かなり厳しい世界になるだろう
当時と比べたら、世界はずいぶん過密になったけど、馬車の時代に時速50kmではしる鉄道を目にした当時の人たちは、こんな感覚をもったのかもしれないな、などと
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アメリカ人の強さ

えらい不況で,アメリカも大変だけど身近で「アメリカ人ってやっぱり(ある意味)最強」と思われる例が連続してみられたので、報告。

ひとりは、友人のだんな、Mくん。超大手国際IT企業に奥さん共々勤めてます。
2,3週間ほど前、彼らも含んだ複数家族でタホに行き、大きなタウンハウス(ベッドルームが4つもあった)をシェアして2泊しました。昼はスキースノボ(うちは子供が小さいのでそりですが)、夜は子供が寝たらワインをのみながらのモノポリー三昧、というなかなか楽しい旅立ったのですが、モノポリーにおけるMくんの戦略が、

「ほぼすべての資産を抵当にいれ、現金もぎりぎりまでけずり効果の高そうな土地に投資」

というもの。モノポリーに詳しい人なら、それなりにメジャーな戦略らしいんだけど、同じ卓の日本人がどちらかというと貯蓄に走りがちなのと対照的。もちろん現金もなく、財産も抵当に入っているということはあっという間に負けるリスクを抱え込んでいるんですが、その戦略にサイコロ運もくわわって、最終的にはかれの圧勝でした。

日本の母にこの話題をしたら「アメリカ人のそれが破綻して、世界中が迷惑してるんじゃない」。たしかにごもっとも。。

もうひとつは、トムというおじさん

アメリカに来た頃に、ゴルフでも始めようと友達からゴルフクラブを一式買ったんだけど、2年半におよんでほぼタンスの肥やし(上記M君と二回、練習にいっただけ)になっていたのだ、ついにcraigslistに出して売ることにしました。

で、買いにきたのが、トムというおっさん。白人の年齢はよみにくいけど、50前後という感じの普通のおじさんです。彼いわく、

「いやー、一ヶ月前にレイオフされてねー。暇だから、人生初のゴルフを初めて見ようと思ってね」

とのこと。なんと子供もいるとかで、おまけにつけてあげた子供用ゴルフクラブをたいそうよろこんでました。

いや、たぶん一定期間食いつなげる資産や家はある人なんだろう。それが今から2ヶ月もつのか、6ヶ月なのか、わからない。中古のクラブで始めようとしていることから、すごい裕福な訳はないはず。でも、日本人で40代後半で、レイオフされて、一ヶ月。大金持ちでもない。そしたら、絶対こんなに前向きじゃないはず

最近の、ほんの1週間程度という非常な短期間のうちに、僕はMくんからは、「前向きなリスクテイキングの姿勢」、トムからは「前向きな消費の姿勢」を連続して見せられた。「リスクをとった活発な投資」と「やめられない消費」って、結局経済の根幹だ。うちの母のぼやきももっとなんだけど、これがアメリカ人の個人にしみついたものだとすれば、今回の大破綻で、あからさまな「新自由主義」的な部分は減るかもしれないけど、それはせいぜい程度の問題で終わる気がする。

もちろん、身近であったことで、統計までとってどう、ということではない。反例だっていくらでもあると思う。ただ、このふたつがアメリカ人にしみついているということは、アメリカはかわらない。そして多分,強い、となんとなく思ったのでした。

あくまで個人的な、僕の身の回りのことですが、日本人は、見習わないまでも、まあ何かの示唆はあるんじゃないかな、と、投稿しました
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RubyOnRailsのアプリケーションがサーブレットとして動いてる

まだ自分で試したわけではないが、JRUBYのおかげで、Javaのサーブレットコンテナ上でRubyのアプリケーションが動き始めている

手順はこちら

あと2年は待たないといけないだろうけど、エンタープライズにおけるJAVAの「ブランド」と、RUBY(とRails)の高い生産性が結びつく日は必ず来るだろうな。すくなくとも、今僕が書いているRUBYのコードが、その気になれば.warファイルとして、リアルコムのエンタープライズ製品と同じ技術ベースに乗せることができるわけだ。

2004-5年ごろの状況を考えると、ほんとうに感慨深いなあ
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親にも説明できるSocial Media

YoutubeにIn Plain Englishシリーズというのがある。そこに「ソーシャルメディアをアイスクリームで説明する」ビデオがあがっていた。



(英語さえわかれば)これなら親世代でもわかってくれそう。

その他のおすすめ Twitter(僕みたいな懐疑派にもいいかも)


他にもWikiとかソーシャルネットワーキングとか、ブログとかWikiとか、面白いので時間があったらぜひ見てください

僕は個人としてはWebの世界で生きてるけど、仕事はエンタープライズだ。この「価値を親でもわかるように説明する」というのは、エンタープライズ向けの新しいソフトウェアやサービスの価値を考える時に非常に重要だ(理由はいわずもがなだよね)。

なので、見て面白い以上にこのビデオ、非常に非常に勉強になった。こういう風に価値を説明したいよね。身の回りにも仕事で役立ちそうな人がいるので、送ってあげる事にする。
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Google App Engineの意義

クラウドコンピューティングのプラットフォームとされる、AmazonのSimple DBと、GoogleのGoogle App Engine。世界的にどれくらい熱気があるのかわからないが、僕の周辺でもいくつか声は聞いていて、どっちがいい、あっちがいい、などという評価は聞いている。

僕が並行して手がけている小さなプロジェクトのうち、かなりのスケーラビリティが必要なものがあって、それについては周囲からはAmazonの方を薦められている。が、そういう背景はおいといて、今回はGoogle App Engineについてその意義を考えてみた。

これはあくまでファーストインプレッションだけど、と前置きしつつ、僕の今時点の感想は、

「誰が使うんだろうか、これ」

です。
Googleの膨大なインフラを誰でも使えて、サーバーが勝手にスケールしてくれる、というのはすばらしい。が。。じゃあ誰がよろこぶサービスなのか、それがよく見えてこない。いや、もちろん、「サーバーを設置してメンテする」必要がなくなり、最近はますます下がっているところの「何らかのweb上のサービス」をたちあげる参入コストが更に下がるので、世界中のwebスタートアップ候補が喜ぶのはわかる。その点は、(インフラではないけどアプリケーションプラットフォームという意味で)Open Social、FacebookのAPI、iPhone SDK、Androidと近い物がある。

ただ、今、facebookなどソーシャルアプリケーション上にアプリを提供するのが「熱い」理由は、

- ユーザーを集める


- マネタイズする



という、いわゆるWEB系スタートアップの二大Painを、

- 同じアプリの上でユーザーが既におり、ユーザーを集めるプロモーションも同じプラットフォーム上で出来る。また、ターゲットユーザーが絞りやすい(MySpace10代、Facebook20代)


- Offerpalみたいにマネタイズの仕組みがビルドインされている



という風に解決していることです。決して「ソーシャルだから」「技術が面白いから」ではない(世の中金です)。もちろん、すでにあるプラットフォームを利用する以上、一番もうけるのはプラットフォームを握った側なんだけど。

Google App Engineが、アプリケーションを提供するサイドのどのpainを解決してるかっていうと、「人気が出てトラフィックが増えた時にサーバー代がかかる」部分であって、これはユーザーがたくさん集まって、マネタイズの見込みが出来た後の悩みだ。だからやっぱり、それ以前のもっと火急の問題を解決してくれる、ソーシャルプラットフォームの方に人は流れてしまうと思う。

ただし、Google App Engineにも巨大なアドバンテージ候補があって、一つはGoogle Account。Google Accountって、GMailだけだと考えても億単位のユーザーがいるわけで、これを大きな意味での「ソーシャルプラットフォーム」と考えると、うまくターゲットにリーチさせてもらえるならば、提供側にとってすさまじく魅力的。もうひとつはGoogleの富の源、広告。これと組み合わせて、アプリ提供者が「小金」を簡単に稼げるようになるなら、Facebookによる「どちらかというと搾取」に近い現状からもっと大きく、もっと広いGoogleのプラットフォームにアプリケーション提供側も移動する可能性はある。

この2点がこれからどう打ち出されてくるのか、が、このプラットフォームに自分たちが乗るべきかのポイントではないかと思う。

ただ、別の観点。たとえば、マネタイズはユーザー(の組織)から直接取るようなエンタープライズ向けアプリのようなモデルの場合、ポイントはGoogleアカウントや、Google Appsの一部として、どれだけプロモーションやマーケティングをさせてもらえるか、そのコストがリターンにペイするか、がポイントになるはず。「リアルコムとして」ここの動向をウォッチする場合は、この部分がキーになりますね

昔は、「当事者意識」から、こういう「評論っぽい」エントリーを書くのに抵抗がありました。が、過剰に時間さえとらないのであれば、こうやって素材にかこつけて自分の考えを表明しておくのもいいかなーと最近考えを変え始めたところです。これからも、何かあったら書いていくつもりです。
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Socialfeed Roadmap Suggestion

空いてしまった。ずいぶんと更新が空いてしまった。

ここまで空いてしまうと、かける話題があっても、再開するための敷居が高くなっていきますよね。。。。戻ってきたあいさつどうしよう、とか、更新してない間何してたか書かなきゃだめかな。。とか。。。悪循環を断ち切るためにとにかく更新していこうと思います。



このプレゼンテーションは、インターンシッププログラムでリアルコムに来てくれた、Amandaが、現時点でのSocialfeedをレビューし、今後のロードマップへのサジェスチョンを作ってくれたものです。Socialfeedのほんとの役割は、内部に持っているSocial-graphベースの推薦エンジンなのですが、そのプレゼンテーションという意味でも、もうちょっとちゃんとサイト自体も見直さないと、ということで、Amandaにお願いしたのでした。

Socialfeed自体は、僕も含め完全にボランタリベースのプロジェクトです(このボランタリベースの重要性について、最近、しびれるほどの開眼があったのですが、それについてはまた別稿で)。が、Amandaのサジェスチョンに沿って、すこしづつ改善していこうと思ってますので、たまにみてやってください
Software | permalink | comments(3) | -

[お知らせ]SocialFeed 戻っています

最後のお知らせからずいぶん経ってしまいました。現在SocialFeed、復活しております。
お知らせ

ダウンした原因は、サーバーのハードディスクのクラッシュです。もちろんバックアップはとっていたのですが、ハードディスク自体のクラッシュのせいである時点からバックアップ自体がうまくいっておりませんでした(バックアップのプロセスがいつも途中で止まっていた)。

ですのでサーバーをセットアップし直してバックアップデータで復旧してもバックデートしてしまい、登録してくださった貴重なユーザーの方の情報が消えてしまうおそれがあったため、ちょっと時間がかかってもディスクのリカバーに賭けようした次第です。

現在、登録してくださったユーザー情報はそのままに、テンポラリで運用しております。テンポラリなのは、特に新しくつくった画面のデザインや動きの品質が悪く、βといういうレベルよりも落ちてしまっているからです。一人でやるプロジェクトの辛さです。ブログの更新自体も、こうして滞ってしまい、リアルの知人から心配される始末です。僕は元気です。ちょっと疲れてるかもしれませが。

なかなか思うように進みませんが、自分も含めて、「人中心」リコメンデーションエンジンとしてのSocialFeedの可能性をまだまだ信じてくれる人がいる以上、しっかり発展させて行くつもりです。ブログともどもお見守り下さい。よろしくおねがいします
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[お詫びの続報]SocialFeedの復帰について

このブログを読んでくださっているSocialFeedユーザーの皆様

もう10日もサービスが止まったままでで本当にもうしわけありません。データ復旧に思いのほか時間がかかっていることから、いっそのこともともと予定されていた、サーバーの完全リニューアル、一部機能のリニューアル、追加など、ためて一気にやってしまおうとしております。

いくつかのタスクが平行して走っているので、まだサービス復旧の日時を正確にはお伝えできませんが、決まり次第このブログ、チームブログ、サイトなどでお知らせいたします。

出来るだけ多くの皆様に戻ってきていただけることを願い、サービス、アプリケーションともに充実させていきます。

今後ともよろしくお願いいたします
SocialFeedチーム 石川
Realcom | permalink | comments(0) | -

[お詫び]SocialFeed ユーザーの皆様

このブログを読んでらっしゃるSocialFeedユーザーの皆様

つい数時間前、ディスク障害でサーバーそのものが起動しなくなってしまうトラブルがおき、現在Socialfeedのサービスは停止してしまっております。大変、大変、申し訳ありません。

最近、とみに動作が不安定で、アプリケーション/データベースのレベルで原因究明をすすめておりました。また、1,2週間以内にはより安定し、バックアップなども整った高スペックのサーバーに乗り換える準備をしている矢先でした。これらの不安定の原因がディスク障害であったのかは、サービス復旧後に持ち越してしまいますが、現在、サーバーの復旧、データの復旧など全力で行っているところです。

いろいろと品質の低いベータサービスを使っていただいている上に、サービスがこのようにクラッシュしてしまうとは・・・。必ず戻って来て、サービスをさらに良くしていきます。現在使っていただいている皆様がひとりでも多く戻って来て頂けることを願っております。状況は、サイト、チームブログ、こちらのブログなどで報告いたします。よろしくおねがいいたします。

SocialFeedチーム 石川
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世界を変える? Powerset パブリックデモ

「Googleキラー」とうわさされる自然言語検索エンジンPowersetの初のパブリックデモを見てきた。サンフランシスコのApple Storeなどの近くのそれほど大きくないバーに400人以上が集まり、かなりの熱気だった。

僕も実際にデモ機で検索をさせてもらった。まだデモなので、インデクス対象は英語Wikipediaのみ。かつ、検索パターンは「XXはなんと言ったか?」というものだけという制限の中ではあるが、同じ検索クエリの結果をGoogleと並べて比較でき、Powersetの素敵さを実感することはできた。

記憶を無理やり日本語になおしてどんなだったかを説明すると、たとえば、「スティーブ・ジョブスはなんと言ったか?」というクエリーの結果には、「・・・でスティーブがしたプレゼンテーションでは・・・」とか、「スティーブの予想では・・・・・・・だという」とか、ひとつひとつのキーワードとして見るとずいぶん離れている単語同士をちゃんと文章として結びつけて、スティーブ・ジョブスが言ったことを教えてくれる。

僕は、「徳川家康はなんと言ったか?」と検索させてもらった。うん、ソースはWikiだけど、「Ieyasu Tokugawaがxxの政令を発布した」とか、それっぽい検索結果がたくさん出ている。一方、隣のGoogle検索の結果はさっぱりわからない。

これがちゃんとリリースされたら、もっとバラエティに富んだ、人間にとって自然な質問に、WEB上の自然な文章を返してくれるはず。確かにこれはイイ。まさに「Google Killer」なのかもしれない。確か昔初めてPowersetのCEOのプレゼンを聞いたとき、音声認識をからめて、モバイルから音声で質問させるというシナリオがあった気がする。友達がみんな集まってから、「XX近辺でおいしいイタリアンはどこ?」と携帯で声で聞くだけでよいというシナリオだ。ただし、あくまで「自然言語同士の判別」なので、「一人当たり予算Xドルで、かついまから行って予約が空いてる・・・」とかつけても教えてはくれない。

それは極端にしても、彼らの技術についての感想を

まず、自然文検索が、キーワード検索に比べてきわめて高品質であることは間違いない。キーワード検索は本来は文脈を作り出す重要な言葉を「ノイズ」として切り落としすぎる。すばらしい技術だと思う。

ただ、大きな疑問がいくつか

・検索結果の優先度はどう作るのだろう
これは、デモの時に質問すればよかった。Googleにおけるページランクがスパム的な非重要サイトを切り落とすのに絶対的に有用だったのは間違いのないところだと思う。Powersetは、ユーザーにどういう優先度で結果を提示するのだろうか。ここが解決されたら本当にすごいと思うのだが、結果の優先度付けという問題は「自然言語検索」とはまったく別の技術な気がするのだ。彼らはどうするつもりなんだろうか。

・文法モデルの改善に費用がかかり過ぎないか?
裏を知ってるわけではないが、Powersetは言語の単語を文法を(たぶん確率)モデル化してそれがインデクスにあたるんだと思う。彼らのテクノロジーは「言語非依存」だというが、どんな言語でも同じ手法でモデル化できると言う意味だろうし、当然、このモデルは言語ごとにちゃんと作らなければいけないはず。また、言語は人間が使うものである以上、このモデルは一度作って終わりというわけではないはず。
そこを質問したら「まさにそこをいまがんばっているのだ」と言っていた。もちろんリリースしたときに完成度の高い文法モデルがあるのはすばらしいことだが、これは多分リリース後も改善していかなければいけないはず。そのフィードバックループが完全自動化されたり、せめて継続に専門家を必要としないスケーラブルな方式でない限り、立ち行かなくなると思うんだよね。

・検索対象が文法に従ってないときはどうするんだろう
デモでは対象がWikiだったので、ある程度きっちりした文章だった。メディアの記事や多くのブログはちゃんと文法に従ってると思うが。どれくらい壊れた文章に対応できるんだろう。ただ、(Googleが著作権などで行き詰っているが)Webではなく、リアルな本の検索ができたら文法もきっちりしてる、有益な情報が大量に対象になりそうだな。。

すくなくとも僕が考える範囲内では、これらが解決されたら、Googleが吹き飛んでもおかしくないと思う。Powerset、素敵。

日本企業の資本も結構入ってるみたいだけど、日本人の姿はまったく見なかったから、パブリックなデモを紹介する日本語のソースはこのブログが初めてかな。Powersetは日本語インデキシングが英語の次に進んでるらしい。誰がやってるのかな。日本語の文法モデル化のトッププレイヤーって結構限られるよね。。。

ここからは会場の様子をどうぞ

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デモ画面
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個別デモに集まる人々
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「徳川家康は何と言ったか?」の結果
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いっしょに行った友達のブログの記事。動画あります。
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